VISA貸切のほっくんバージョンを観てきました。
前方ですが、右の端っこだったので、ステージに死角ができてしまいました。

セットは非常に簡素で、足りないセットや小道具はすべてパントマイム、場面転換などもライティングのタイミングのみで進行させる、など、劇場で観なければ、スカステなどで観てもさっぱりわからないであろう、変わった演出方法だったと思います。

パントマイムは電話をかけたり、車に乗ったりという1部のものには効果音がつきますが、皿を拭いたり、ドアを開けたり、というものにはつきません。ほっくんと嘉月絵理さんは、危なげなくこなしていましたが、下級生のパントマイムはちょっと厳しかったです。
あとなんでか沢希理寿さんと青樹泉さんのキャラが見分けられない時がありました。

ほっくんと夢咲ねねちゃん以外は、何役か演じ分けないといけないのですが、衣装や出番待ちのベンチはすべてステージ上にあるのが変わってました。
若手で揃って踊るシーン、脇で見ている嘉月絵理さんが、ものすごく優しい表情でかけごえかけたりして、胸にズキューンときました。途中、脇にいる嘉月さんばっかり見てたかも(汗)
ほっくんは上手かったと思います。歌も踊りも安心して見られたし、大道具小道具がないせいで、わかりにくくなりがちなお話をよくまとめていたと思います。
端っこから見ていたから、粗がわからなかっただけかもしれないけれど、ケンカのシーンなどもうまくこなしていたと思う。
ねねちゃんは、とにかく歌頑張ってほしいです。高音が不自然なほどのビブラートがかかって、危なっかしいです。
下級生がマフィアをやっているんだけど、これがまあ迫力の無いマフィアだった…。マフィアがこわくないから、ジェフの抱えている問題が、そんなに大したことがないように感じてしまいます。

脚本そのものは???なんです。
ブルース?ニューオリンズ?
ニューオリンズというよりニューヨークの下町って感じです。
ニューオリンズってもっと人種のるつぼだと思うし、そこで生まれたブルースって、もっともっと濃い感じだと思う。DJがラジオでしゃべっているからって、そこに音楽性を感じないし。

全体を通したらトホホな部分もありますが、そんなに退屈はしなかったので、来週の観劇も楽しみにしています。

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