って、額に汗しながら笑っちゃう芝居でした。突っ込み所が満載で。ある意味オモロイ芝居です。実際、とどさまとワタルさんの小芝居とか、組長ととどさま、組長とワタルさんとかの絡みっていい感じでしたし。

この芝居、パンフレットを見ると、全部で19場あるんですが、
とうこちゃん、10場で消えます。出番少ないっ。
檀ちゃん、13場で消えます。出番少ないっ。

とどさま、ワタルさん以外で出番が多いな、と感じたのは組長と副組長。副組長、檀ちゃんより出番が多かった気がする。檀ちゃんよりヒロインだったよ…。

メインの舞台が長崎の唐人屋敷なので、中華な町並みや建物の絵が描かれたセットが出てくるんですが、同じ大道具さんの手から生み出されたであろうそのセットは、前回の「花舞う」を思い出させました。
とうこちゃんの10場、今迄結っていた髪がほどけて長い髪がばさーっとなった時も、乱を起こした安禄山を思い出しました。

最後のシーン、小舟に乗り込んだ途端撃たれたとどさまを、彼を追って乗り込んだワタルさんが抱きしめ、とどさまが息絶えるシーン。スモークの中に浮かぶ小舟…。あれ?あの小舟、前にファントムで使ってた、中に人が入って操縦するやつだ。エリックを抱きしめてうっとりなっているクリスティーヌまで思い出したぞ。っていうか、とどさま=エリックでクリスティーヌ=ワタルさんなのか、私の中で!(汗)

無宿者のまとぶんとすずみんもエラいことになってました。同じ無宿者でもれおんくんはまだ「人間」だった(汗)。まとぶんとすずみんは、なんだか「北斗の拳」にでも出てきそうな、人間離れした感じの悪者キャラクターに仕上がってました。彼ら路線系だよね…。ええのんか、あのビジュアルは。
そして見た目のアイタタ度を裏切り、おやびんのとどさまには従順な彼ら。従順っていうか、ドスの効いたセリフを言っているわりには薄い感じがなんとも…。

主人公3人(2人?)の子供時代の回想シーンで使われている神田大明神のお祭りのシーンの背景セットも笑えます。詳しくは書かないけど。<文章で書いてもおもしろく伝えられないよ

ショーなんですが、最近とうこちゃんは髪が長いな、と思ってたんですが、槙村さとるの一昔前のマンガにでも出てきそうなうさん臭いギョーカイ人みたいな仕上がりで、すげー良い<褒めてるのかよ(爆)
今迄よく見ている、きっちりした色気の男役と違い、どこか退廃的な雰囲気があって色っぽいです。うっとり。
芝居の出番がものすごく少ないので、こっちでいっぱい楽しむことにします。

途中までストーリー仕立てのショーなんですが、オチがオチとはわかりにくいまま、フィナーレの総踊りに入っていくのと、総踊りからエトワール、階段降り、と繋がる場面がなんかわかりにくいんです。っていうか、エトワール、誰?みたいな。
鈍い私は小さい羽根しょったまとぶんやすずみんが降りてきた時点では、まだそれがフィナーレの挨拶だとはわからず、でかい羽根しょったとうこちゃんが降りてきて初めてお約束の手拍子ができた次第です。
場内のたくさんの人もわかんなかったみたいで、最初のほうで挨拶してる子達って拍手無しだったと思う。あれ、明日以降なら最初から拍手あるのかなあ。

初日観劇は初めてだったので、これからスカステで映像を見たり、ネットで他の人の感想を読んだりしたら、また印象が変わってくるかもしれませんが、寸感としてはこんな感じで。

帰り際、kineさんが初日に来られることは知っていたけど、何の連絡も取ってなかったのに、帰りの人混みの中で、kineさんと緑野さんにばったり会えたのはうれしかったです。
私は連れがいたので、ほんのちょっとだけ立ち話して、すぐお別れしちゃったんだけど。今度はゆっくり観劇話したいです。

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