私はタカラヅカファン歴がものすごく浅いので、退団後の主演ジェンヌさんってどんなかんじなのか、とても興味があった。
ので、行って参りました。紫吹淳ファーストコンサート。

大阪厚生年金会館の大ホールは何度か訪れた事があるのですが、併設されている芸術ホールは初めてでした。宝塚GRAPHの専用ダイヤルで速攻でチケットを取ったので、3列目(でも1列目は左右サイドにちょっとあるだけなので、実質2列目)で、ステージからは1mという近さでリカさんを見ることが出来ました。
あまりにステージが近いので、目線来まくり、リカさんの化粧や香水の香り来まくりでした。
ホールのロビーにはたくさんのお花。ファンやFCのもあるけれど、「菊川怜」とか「米倉涼子」とか「上戸彩」とかオスカーの社長とか。あと梅田芸術劇場の支配人のとか、燦然と輝いておりました。

最近ちょっと伸ばしていた髪を、在団時くらい短く切って、1分丈のパンツのビキニスタイル、へそピアス、ニーソックス(でもリカさんが履くからちょっと短め)にブーツというスタイルで登場。動くリカちゃん人形でした。
歌は、男役時代より無理のないキーで、以前より歌いやすそう。
そして挨拶は「女優の紫吹淳です」でした。

女性ぽく歌った後は、マタドール風の衣装に着替えてダンス。ダンサーの女の子二人をリードする男役ダンスでした。退団後、男役を披露するのはこのコンサートが初めてだそうでした。
リカさんは今、アルトサックス練習中らしく、「Time After Time」などの曲中でサックス演奏披露してくれましたが、こちらは本当に「ただいま初心者コース練習中です」って感じで、お金を取るステージとしてはどうなのって思うけど、まあまあまあ(笑)熱狂的に長い間ファンをやってこられた人達にとっては、リカさんが何をしても、きっとうれしいもんなんだろうなあ、と思いました。

金色に黒の紋様が刺繍されたレオタードと黒のパンツが一体化した、体の線が出まくりの衣装に着替え、今度は女性としてのダンスと歌。

19時過ぎから始まって、1時間40分ほどで終了。そしてアンコール。Tシャツにぶかぶかの破れたジーンズ姿で登場。歌と挨拶。
一旦引っ込んで、出演者全員でまた挨拶。そして終了のアナウンスが流れたけれど、リカさんコールがやまないため、もう一度リカさんだけ挨拶に出てくる。終了アナウンスの後にもさらに登場ってはじめて見ました。

びっくりしたのは、リカさんのMCの間って、客席から声を揃えて「リカさーん」(てのもあったけど)とかじゃなくて、みんな口々に会話を呼びかけていたこと。それに対して、聞き取れる物に関してはすべてリカさんが答えて会話が成り立っていたこと。
「まだ帰ったらダメ〜」とか「ずっとやっていて〜」とかって声がかかると「妖精だけど疲れないわけじゃないのよ」とかって笑いをとりつつ会話してる。会話ができるとわかると、みんなどんどん声をかける。そんなステージ、この広さのホールで初めてみた。

「次は来年ねー」と言って去っていき、終了したコンサートだけど、年に一度のリカさんとの逢瀬に涙するファンの人などもいて(コンサートは明るい内容だったけど)、こうやって退団後のジェンヌさんはファンサービスをし続けていくんだなあ、などといろいろと感慨深いものを感じながら帰宅したのでした。

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